学生ら特産品で菓子作り 来月 日立・マラソン大会で配布

ひたちシーサイドマラソンで配るクッキーを試作する学生=日立市大みか町

学生ら特産品で菓子作り 来月 日立・マラソン大会で配布

 来月16日に日立市内で開かれる「ひたちシーサイドマラソン2025」に関連し、ランナーや来場者に配るため、学生たちが地元の特産品を使ったクッキー作りを進めている。大会当日、「マラソンクッキー」と名付けて約千個を用意し、会場でランナーや来場者に無料で配る予定。
 クッキー作りは実行委員会と、茨城キリスト教大食物健康科学科の学生らでつくるサークル「アイディアメニュー開発クラブ」のメンバーが連携して進めている。同クラブは約60人が所属し、主に日立で地場産品の商品開発やイベント出店を続けてきた。
 メンバーは17日、同市大みか町の市大みか交流センターで試作会を行った。地元産の久慈浜しらすや中里地区のリンゴ、県産サツマイモを使った4種類のクッキーを作った。リンゴは水分が多く生地が分離しやすいため、フリーズドライやジャムにする工夫を施した。同大3年でクラブ部長の塩田菜月さん(21)は「クッキーを通してマラソンで来場した人に日立の良さを知ってもらえれば」と語った。

ひたちシーサイドマラソンで配るクッキーを試作する学生=日立市大みか町