高橋さんら、笑顔で交流 ゲスト走者、大会盛り上げ

ゴールした選手と触れ合うゲストランナーの高橋尚子さん(左)=日立市民運動公園陸上競技場

 日立市の海沿いの国道や市街地などを市民ランナーが駆け抜けた17日のひたちシーサイドマラソン。ゲストランナーとして、シドニー五輪女子マラソン金メダリストの高橋尚子さん(52)や、リオデジャネイロ五輪男子マラソンカンボジア代表の猫ひろしさん(47)、マラソンユーチューバーのこわだ君(27)が参加。一緒に走ったり応援したりして、初開催となる大会を盛り上げた。
 この日は雨の中の開幕で、高橋さんは「第1回の始まりで、皆さんが歴史をつくる。笑顔で雨を吹っ飛ばしてほしい」とスタート前に激励。レースが始まると一転して晴天となった。高橋さんはコースの一部を走ったり沿道で応援に立ったりした。ゴール地点では、到着したランナー一人一人と手をタッチ。「お帰りなさい。ゴールおめでとう」と最後までねぎらっていた。

ゴールした選手と触れ合うゲストランナーの高橋尚子さん(左)=日立市民運動公園陸上競技場

 猫さんとこわだ君の2人は、ランナーと交流しながら完走した。猫さんはスタートやゴール、記念撮影などでお決まりの「ニャー」のポーズを連発し、会場を沸かせた。終了後には「修行みたいなコース。ここでサブ3(3時間切り)ができたら、どこに出しても恥ずかしくないランナー」と評価。「ゴール後の充実感が素晴らしい。記憶に残る大会だと思う」とも話した。
 こわだ君はカメラを片手に走った。後日、大会の様子を動画で公開するという。屋上から応援する人の姿も見え「沿道の応援がすごい。ずっと励まされて頑張れた」。ランナーからも「声がかれるくらい声をかけてもらい、すごくうれしかった」と笑顔で語った。

海岸沿いを力走するゲストランナーの猫ひろしさん=日立市東金沢町